船橋市に存在した達人!努力と年月が磨いた腕と包丁!「中華料理 永楽』(前原駅/船橋市前原東)
いやぁ~お腹が空いていたのですよ・・あの時(いつも)は・・・。今回はちょっと意味あり気な冒頭で始める自称日本一ラーメンを食べているアスリート(自分調べ)こと一場治之進です。そんな日にたまたま出会ったお店・・・そこには達人がいたのです。そんな出会いを誰かに伝えたくて、「さくらぶ」のエリアから少し離れた船橋市のお店を紹介しちゃいます。
場所(永楽/船橋市前原東)
そのお店は新京成電鉄の前原駅から約700M程の所にある閑静な住宅街の中にあります。余談ですが、何故か町中華には「楽」と言う文字を使う事が多いですね。
お店の外に貼られたメニューの写真からも、かなりのメニューの数と言う事・技術的に高いという事が分かります。これは入る前から期待マッスルですね・・・(お腹すいてテンション低め)。
お店に入る前から色々と高いスペックと独自の世界感を感じさせますが・・・・・・兎にも角にもお店に入ってお話を聞かない事には始まりませんね。
店内・メニュー(永楽/船橋市前原東)
店内はTHE町中華とも言える雰囲気で、居心地の良さを感じます。カウンター8席に加えて、宴会用(30名程座れるらしい・・)の広い座敷も奥にあります。
宴会用の座敷があるだけにメニューの数も多いですね。今回も悩みますが、やはり中華料理店だけに「炒め技術」に期待して「タンメン」を注文しました。
「麺類は”タンメン”・”モヤシソバ”が出るね~。じゃあ両方作ろうか!!体大きいから食べられるでしょ??」と店主の髙橋さんは気さくに話します。
・・・って言うか・・・
タンメンとモヤシソバ安っ!!!!!!
値段に驚いていると、「注文待っている間に暇だから野菜切ってたよ」と髙橋さん。
見ると・・・・・
これは飾り切り・・・・・しかも速いですね。これは凄い予感がしますね・・・。
「じゃあ調理に入るよ」と髙橋さんはゆっくり厨房に向かいます。
調理(永楽/船橋市前原東)
店主の髙橋さんにお願いして調理を見学させてもらいました。
「スープは鶏ガラ・豚ガラ・昆布・ニンニク・生姜・長葱を2時間程煮込んで作るんだ。一回沸騰してから置いておくことで清湯スープに仕上がって、醤油のカエシは醤油と塩と調味料を合わせているんだよ。あとは、メニューにも書いてあるけど、メニューは全て薬膳を使っているんだ・・体に良いからね」と髙橋さん。
まずはタンメンを調理して頂きました。
実食(永楽/船橋市前原東)
丼から立つ湯気からは香ばしい香りが・・・・。
こ・・・これは・・・・・・
一連の調理を見ていたせいもありますが、炒めた野菜の旨味と香ばしい香りがギュギュギュっと詰まったタンメンを目の前に興奮状態!!
スープはオイリーで、動物系と昆布の旨味が効いてますね。炒めた野菜の香ばしさがしっかりと詰まっていて、「これぞタンメン!」と言いたくなる様な出来です。野菜を沢山乗せたラーメンをタンメンと思っている方が多いかと思いますが、美味しいタンメンは炒めた野菜の旨味がスープに溶け出しています。そう言う意味では美味しいタンメンの見本の様な作りですね。
「これは美味しいですねぇ~!!!」薬膳を入れていると言われましたが、どちらかと言うとジャンクな味の構成で・・・町中華の王道を走るスープです。
麺は最近、使用しているお店を多く見る山田食品のウェーブがかった中程度の太さの物。加水率がやや高く、癖のないツルツル感が魅力ですね。茹で加減は若干柔らかめですが、この茹で加減が野菜やスープとの一体感を増しています。
具はタンメンらしく、野菜類・ニンニク・キクラゲ・バラ肉に加えて・・・このお店のオリジナルであるザーサイが入ります。
どの野菜もシャキシャキ感があり、炒めた野菜特有の旨味がありますね。ニンニクやキクラゲが存在感あり、特にキクラゲは箸休めとしての役割を果たしています。
特筆すべきはザーサイの存在。時折、ザーサイが口に入ると独特な酸味が口の中に広がります。これがアクセントになり、オイリーな口の中をリセットしてくれますね。麺・スープ・野菜がリズム良く口に入り、気づくと丼の底が見えてしまいます。
いや~ワンコインとは到底思えない完成度の高いタンメンですね。もちろん汁完しました!!
はっきり言って・・・・・・どれを食べても極上ですね!!!個人的には「エビチャーハン」と「タンメン」又は「モヤシソバ」の組み合わせがお気に入りです。
お店のこと(永楽/船橋市前原東)
店主の髙橋さんにお話を伺いました。
髙橋さんは千葉県佐原市出身で、学生卒業後すぐに飲食の世界に修行に出たそうです。
「実は、私の兄弟や親族は学者や学校の先生ばかりなんだよ・・でも、子供の頃から料理好きで飲食をやりたかったんだよな。あの頃は貧しい時代でね・・・物が食べられない時代だった影響もあるかな。」伺うと、高橋さんのお兄さんは国立大の教授だったとか。でも、そんな一族の中で飲食の世界に入る事に反対はなかったのですか??
「いいや、あの頃は長男でないと自分の事は自分でやらないといけない時代だったからね。家を継がないと人の2~3倍働かないとやっていけないから、努力はしたよ。」
こうして、料理人を志すために10代のうちに佐原を出て東京都内に向かったそうです。しかし・・・単身で佐原から東京に出て心細くなかったのですか?
「東京に向かうに当たっては兄の大学の寮に寝泊まりして、修行先を探したよ。」笑いながら髙橋さんは言います。
「それで、修行先として自由が丘の”永楽(現在は閉店)”ってお店で小僧をやったんだ。」
なんで自由が丘の「永楽」を選んだのですか???
「実は飛び込みなんだよ(笑)。でも、教えてくれた先生(永楽の店主)が良かったんだろうね。永楽では色々な技術を教わったよ。」
たしかに、あの飾り切りはただものではないですね。実は、現在のメニューも店名も当時の「永楽」の影響を強く受けているそうです。
「4年程”永楽”で修行した後に、自由が丘の閉店した魚屋を利用してしてスーパーマーケットを立ち上げたんだ。」と髙橋さんは言います。
でも、何故中華からスーパーを??と伺うと・・。「元々経営に興味あった事もあるけど、近所にね・・福田康夫(元総理大臣)さんがいたんだよ。それで、福田さんから”人の出来ない事をやれ”って言われたのがきっかけ。だから、スーパーをやりながら大きなところに捌いた魚の食材を卸す仕事をしたんだ。」・・まさか、きっかけが元総理大臣の福田康夫氏とは・・・。意外な名前には驚きを隠せません。
「その後はバブル弾けて船橋に来て、ストアを経営・・それで、ストアの時代じゃないって思ったから・・20年ほど前に中華を復活させたんだよ。名前は修行先にちなんで”永楽”(笑)」回りまわって、修行時代の中華に戻ってきたのですね。
「そこでも”人の出来ない事”をやろうと思って”薬膳”。体に良い物を使うのは良い事だから、研究したよ。それに、年末はマグロの解体ショーもやってるんだ。近所の人達に安くて美味しいマグロを食べて貰いたいしね。」笑いながら話す髙橋さんを見ていて、「人の出来ない事」は髙橋さんの「探求心」と「努力」なのだろうと思いました。今では多くの常連さんに愛されるお店になっています。
マッスルコメント
永楽の極上の1杯を食べて、イチバも自分磨きにスクワットマッスル!!!
店名 中華料理 永楽
営業時間 11:30~21:00
定休日 金曜日・第3木曜日
支払い 現金のみ
電話 047-478-4735
住所 千葉県船橋市前原東5-33-18
(上記の情報は記事作成時点でのものです)
※飲食時、写真を撮影する時のみマスクを外しています
イタリアンからラーメンへ!父の挑戦が紡いだ家族の絆!!!「伊太そば」(京成実籾駅/千葉県習志野市)
先日、不意に「ラーメンの魅力って何ですか?」と聞かれて「食の異種格闘技戦だから」と即答しました。「ラーメンってルールなしで美味しければいいじゃん」と言う所に魅力を感じている自称日本一ラーメンを食べている(自分調べ)こと一場治之進です。今回はそんなテーマにピッタリのお店に来てみました。
場所(伊太そば/千葉県習志野市)
場所は京成電鉄の実籾駅から約150ⅿ程の所で、アクセスはかなり良いですね。駅近くだけあってコインパーキングも多く見られます。
駅からは「実籾第一公園」を目指して歩くと分かり易いかもしれません。
実籾第一公園で見知らぬ奥様と意気投合してペタンク(陸上のカーリングと呼ばれているフランスの競技)をやっていると、イナムラ編集長との待ち合わせ時間になりました(実話)
イチバが今まで食べたラーメンの中にはイタリアンなラーメンもありました。それでもトマト×チーズと言うテーマのラーメンですが・・・・。こちらは、はっきりと「イタリアン」と銘打ってありますね。これはマッスル気になります。
と、横にメニューがあるので見ると・・・・。
「あっ!!!本当にイタリアンだ!!!!イナムラ編集長!!!これは期待マッスルですね!!!」興奮状態のイチバ。
店内に入ってビックリ!!(伊太そば/千葉県習志野市)
店内に入ると、独特な空間に驚きます。カウンターの並びはラーメン屋風ですが、暗い中に温かみのある店内は引き込まれるような落ち着きを感じます。
席はカウンターのみ8席です。
「いらっしゃいませ~。」オーナーの木村君佳さん(以下、君佳さん)が出迎えてくれました。
どれがオススメかを店主の木村浩章さん(以下、木村さん)にお伺いするに限る。
「実はどれも特徴があって、好き好きなんですよ。皆さん1度食べると同じものを何度も頼むぐらいですから。でも、よく出るのは”カルボナーラ”僕が個人的に好きなのは”アラビアータ”かなぁ・・。」2人同時にガッツポーズするイチバとイナムラ編集長。
それならばと・・「カルボナーラ」と「アラビアータ」を注文します。更にイチバの強い要望(と、言うか限りなく懇願に近い)によりメニュー左下の「伊太めし」も追加しました(イチバ、隠れてガッツポーズ)。
調理(伊太そば/千葉県習志野市)
木村さん夫妻にお願いして調理を見学させて頂きました。
「実は作り方やスープなどは諸事情であまり多くは見せられないんですよ~言えるのは豚骨スープとメニューそれぞれの4種のペーストを使っているぐらいですかね。カルボナーラだけは玉子が固まるので丼でペーストとスープを合わせますが、他は鍋で合わせます。」と木村さん。
いえいえ、それだけでも教えて頂けて感謝です。
実食(伊太そば/千葉県習志野市)
着丼すると、イチバは驚きます・・・
「ぶ・・ぶ・・・ブラーヴォ(素晴らしい)!!!!!」
今まで見たことのないビジュアルにイチバは興奮します。それもそのはず・・・・美しいビジュアルは「これがラーメン??」と思ってしまう程オリジナリティーを感じます。
スープはややライトな豚骨ベースに濃厚なカルボナーラの味が重なります。チーズやオリーブオイルなどのミルキー×コクの香りが口の中に広がり、一瞬遅れて鼻を抜けて行きます。一言で言うと、これは完全なる「カルボナーラ」・・・・。面白いのは、カルボナーラ風のラーメンでなく、カルボナーラでもありラーメンでもある不思議な世界ですね。不自然さが全くないので、かなり引き込まれるスープです。
麺はサッポロ製麺の中細ストレートで、特注麺だそうです。加水率がやや少なめで固め(アルデンテ)な茹で加減。ラーメンでもありパスタでもある様な不思議な食感です。麺をすすって噛むと・・小麦の良い香りを感じます。
伺うと麺にはパスタに使用するデュラム小麦と国産小麦を使用しているそうです。
パスタで使う小麦を使用しているとは言え、カルボナーラなスープにも不自然さが全くなく合うのにはビックリです。スープの香りと旨味を麺が持ち上げるので、麺とスープの一体感は抜群です。
具は生ハム・アスパラ・ベーコン・バジルで、見事にイタリアンに仕上がっています。通常にラーメンに使われる素材で無いのに、ラーメンの具材と同じ役割を果たしているのは面白いです。特に生ハムは塩分をまとった旨味がスープにしっかりとマッチしていますね~。箸休めのアスパラも違和感なく丼に収まっています。
一言で言うと、超がつくレベルで高い完成度を感じます。ここまで違和感なくイタリアンをラーメンに落とし込むのは凄い!
イチバが汁完をしようとすると・・・・・・
「ちょっと待って下さい!!!!」と木村さん。
「先ほど注文した”伊太めし”をスープに投入してみて下さい。」・・と言われるので
「こ・・・・・・これは極上リゾット!!!!!」イチバは感激します。
ただのライスでなく、焦げ目のついたピラフ風のライスなので・・・カルボナーラにピシャリです。これは驚き!!とっても極上です・・・
じゃあ店主の木村さんにお話をお伺い・・・・・・
あれ?????イナムラ編集長??
お店のこと(伊太そば/千葉県習志野市)
店主の木村さんにお話を伺いました。
店主の木村浩章さんは奈良県出身で、京都の調理師専門学校を卒業後に料理の道に入ったそうです。
「もともと料理が好きで、親が料理作っているのを見ているのが好きでしたし、両親が共働きと言うのもあって・・・子供の頃から昼食は自分で作っていました。調理師専門学校では最初は和食を専攻していたのですが、手の温度が高いと和食に向いていないと言われて洋食に変えました。」と木村さんは言います。
伺うと、手の温度が高い方が和食を作る場合は氷水に手を入れたりしながら作るそうです。本当に厳しい世界ですね。
「卒業後は京都の老舗の”菊水”と言うレストランに就職しました。3年ぐらい勤めました。」
「レストラン菊水」と言えば京都の四条大橋の側にあり大正5年創業と言う老舗の洋食店です。
「その後は鎌倉市の”みかさ”と言うお店に入りました。実は、自分の中で3年ぐらい経ったら違う所で学ぼうって思っていたんです。色々な技術を学びたかったので。その後は和食居酒屋・創作料理なども経験しましたね。」
鎌倉市の「みかさ」は現在は閉店していますが、松竹大船撮影所と共に歩み「カツメシ」で有名なお店でした。本当に多くの経験を積んで来られたのですね。あのラーメンを食べて納得です。
君佳さんは千葉県千葉市出身で、美容専門学校卒業後は津田沼の美容院で働いていたそうです。木村さんと出会い結婚し出産のタイミングで美容院を退社されたそうです。
そんな二人にターニングポイントが訪れます。
「きむらさん家」の挑戦!(伊太そば/千葉県習志野市)
「実は、ちょうど震災(2011年3月11日)のあったタイミングで帰れなくなった事あったんです。その時に”何かあったら子供と家族の元に帰れないな”って思って、独立しようと思いました。(君佳さんに)相談したら”じゃあ自分で店やれば・・やりたいんでしょ”って言ってくれました。」こうして実籾駅前に2014年「イタリアン酒場 きむらさん家」がオープンしたそうです。
「”きむらさん家”は5年ぐらいやりましたね。でも、お客さんは来るには来るのですが、街に合っていないのか・・客足が伸びなくなったんです。それで、2019年12月に”100万円売上を超えなければ店を閉めようか”って思っていたんです。」
「そんな時にあるTVの企画の募集があって、思い切って応募したらOKだったんです。」と君佳さん。
伺うと、そのTV企画は某会社の社長がお店をプロデュースすると言う内容だったそうです。
「TV企画の為にラーメン作って、内装も変えました。ラーメンは毎日通って、向こうの担当者と色々試行錯誤しましたね。最初は魚介メインと言う話でしたが、今のイタリアンの形に落ち着きました。」
最後は木村さんが一番馴染んだイタリアンの形で完成したそうです。
イタリアンだったお店の内装、実は・・・。
「内装はTV企画の担当の方との共同作業でした。出来る所は私と子供でやったんですよ。ペンキを塗ったり、カウンターの端を削ったりは子供です。頑張りましたよ。」と君佳さんが笑顔で言います。
毎日クタクタになりながら、木村さんは味を・君佳さん達は内装を作りあげました。まさに「きむらさん家」が総出で生まれ変わろうとしたのですね。その甲斐あってか、イチバが食べる限り味もですが、その内装の完成度は相当凄いです・・・・このエピソードを聞きながら内装を見回すと、ご家族の頑張りが目に浮かぶようでした。
こうして2019年12月19日に「伊太そば」オープン。TVの影響もあってか一躍人気店になりました。
「ラーメン屋になって、イタリアンと違うと思たのは・・・一人で来てくれるお客さんが嬉しいって思いました。それに、オープンキッチンのせいか”おいしい”って声が聞こえたスープを飲み干してくれるのも嬉しいですね。」と木村さん。
「一人のお客さんを大切にしないとって思えます。」と君佳さんも言います。
伺うと、TV企画のメニューだけでなく限定などでは「きむらさん家」の頃のレシピを使ったメニューも登場しているそうです。今後も増やしたいと言われていました。
そうなると、これから「伊太そば」がどう進化をしていくかが楽しみですね。今後も目が離せないお店です。
マッスルコメント
木村さんに負けじと修行の為に山に来て坂ダッシュマッスル!!!
店名 伊太そば
営業時間 ランチ 11:00~15:00(LO14:30)
営業時間 ディナー 17:00~21:00(LO20:30)
定休日 月曜日・日曜日の夜
支払い 現金のみ
電話 047-409-8486
住所 千葉県習志野市実籾5-8-8
(上記の情報は記事作成時点でのものです)
‟好き”が生んだ幸せの1杯に舌鼓!!「らあめんclover」は日本の玄関口「成田」の雄!!(京成成田駅・JR成田駅/千葉県成田市)
さんは「幸せ」って何だと思いますか??自称日本一ラーメンを食べているアスリート(自分調べ)こと一場治之進の考える幸せは・・・「毎日美味しいラーメンを食べること(自分調べ)」だと思っています。そんな悩みがなさそうな毎日を送る今日この頃です。
さて、本日は幸せな1杯を求めて日本の玄関口の成田に来てみました。
らあめんクローバーの場所・・そして・・・(千葉県成田市)
京成電鉄の京成成田駅から500ⅿ程の場所に「らあめんclover(クローバー)」はあります。成田市役所を目印に向かうと分かり易いですね。
京成成田駅から成田市役所に向かって坂を下ったところにある「らあめんclover(クローバー)」の近くの駐車場。ここでイナムラ社長と待ち合わせなのですが・・・・・・・・・。
あれ?
「イチバさん!!今日は”さくらぶ”の編集長をやっている妻を連れて来ました。もし、私が来れないときは編集長が同行します。」とイナムラ社長。
・・・・・えええええええ???
た、確かに「さくらぶ」は女性らしい雰囲気のデザインですが・・。まさか、イナムラ社長の奥様が編集長とは・・・。知らない読者も多いのではないでしょうか???
気を取り直して、3人で「らあめんclover」に向かいます。
店内・メニュー(らあめんclover₍クローバー₎ / 千葉県成田市)
店内は落ち着いた雰囲気でカウンター5(8)席・座敷6席の計11(14)席です。現在はコロナ対策の為に席数を減らしているそうです。
つまり・・・・・・・5杯食べれば・・・
「まさか、5杯食べようとしてませんよねイチバさん・・・。」と心を読むかの様に笑顔でツッコむイナムラ編集長。
「醤油らあめん」も食べたかったなぁ~と思いながら、「早めにリベンジするぞ」と心に誓うイチバ。
調理(らあめんclover₍クローバー₎ / 千葉県成田市)
店主の藤岡さんにお願いして調理を見学させて頂きました。
「鶏のスープは錦爽鶏のガラ・名古屋コーチンの丸鶏・ガラ、鶏ひき肉・モモ肉・豚ガラ・ゲンコツ・香味野菜を6時間煮込みます。魚介は鯖節・宗田鰹節・鰹節・煮干し・鶏節・昆布・椎茸で作ります。香味油は吉備高原鶏の鶏油ですね。」と藤岡さん。
それだけで、かなりの手の込み様を感じます。ちなみに「醤油らあめん」のカエシには入正醤油・ヒゲタ醤油など生揚げ醤油3種のブレンド・「塩らあめん」のカエシは日高昆布・貝類・福しおなどを使うそうです。
実食(らあめんclover₍クローバー₎ / 千葉県成田市)
スープはファーストインパクトで鶏の強くて優しい香りと旨味が口の中を突き抜けていきます。魚介はサポートに回り、肉厚な鶏がメインですね。これは驚くレベルの旨さです。一言にただ上品と言うだけでなく、素材がしっかりと役割を果たし計算されたフォーメーションが組まれた様な完成度。これは凄い・・・・。
イチバが驚いていると・・・「うわっ!!このスープ美味しい!!!」とイナムラ編集長が感嘆の声をあげます。・・そりゃあ、驚くでしょうね・・このレベルのスープならとイチバは頷きながら納得してしまいます。
正に、色も味も黄金。
黄金の色、黄金の味ですね・・・。
麺は千葉県東金市の中村製麺所の中細ストレートで、適度なパツパツ感が心地よい麺です。茹で加減もベストに近いですね。麺を持ち上げると鶏油をまとって口に入るので香りと食感を楽しめます。この麺はピシャリとハマっていますね。
具は葱・柚子・ホウレン草・フライドエシャロット・海苔・肩ロースチャーシューで、ピンクの低温調理のチャーシューを噛むことで肉の旨味が口の中に広がります。葱やフライドエシャロット・柚子がスープにばらける事で、スープ全体に清涼感や香ばしい香りがコーティングされています。
はっきり言って、首都圏屈指の完成度の高い1杯です・・・色々な素材が使われているにも関わらず、角が無く自然に口に入る旨さは感動レベル。
お店のこと(らあめんclover₍クローバー₎ / 千葉県成田市)
極上スープの余韻に浸りながらも、店主の藤岡さんにお話を伺いました。
藤岡さんは千葉県四街道市出身で、高校卒業後は飲食の道に進みます。
「昔からラーメンが好きで、18歳の頃から食べ歩ていましたね。ラーメン王を目指して”TVチャンピオン”の予選にも出ています。」と藤岡さん。
TVチャンピオン予選出場と言う事は、並大抵のフリークではないですね。ちなみに、TVチャンピオンのラーメン王選手権で優勝した方々は今やプロの評論家になっているケースが多いです。また、優勝は逃したものの・・出場した方々の中にはラーメン屋を開いて成功している方も多く聞きます。
「私はあまりリピートしないタイプで、色々なラーメン屋を食べ歩きましたよ。」
ラーメンフリークはあるお店を何度も通い、定点観測するリピーター・・それに、同じ店にはあまり行かずに常に新しい味を求めるコレクターがいます。藤岡さんは後者になりますね(ちなみにイチバもコレクターです)。
「24歳の頃に”ラーメン屋をやろう”と思って、修行先に選んだのは当時のラーメンサイトで日本一を取っていた九段斑鳩(東京都千代田区)です。修行する決め手になったのは・・食べに行った時に並んでいると食べ終わったカップルが笑っているんです。その顔が忘れられなくて”ここにしよう”って思って九段斑鳩の門を叩きました。」と藤岡さん。
最後は食べ終わったお客さんの表情で決めたのですね。確かに、美味しいラーメンを食べるとお店を出た時は自然に笑顔になりますね。
九段斑鳩と言えば、当時は「青葉インスパイア系」・・現在で言う豚骨魚介系から始まった全国トップクラスの知名度のお店です。
アパレル関係を実家に持つ坂井氏が当時の最先端を走る店の内装の「新宿 武蔵」・・そして味の「青葉」・・・これを両方兼ね備えたお店として大きな話題を呼びました。今では東京駅にも出店しています。
「九段斑鳩での修行時代は真面目だった方だと思います 笑。当時、ロックンロールワン(東京都町田市→現在は兵庫県尼崎市にてロックンビリーS1として移転)を食べて”鶏清湯旨いなぁ”って思って、そのスタイルのラーメンを意識していました。ロックンロールワンは水と鶏のみのスープで、僕も千葉県産の鶏と水でスープ作ってみましたが・・・旨味も香りもでなくて・・・。あれやこれやで足していって、今の味になります。」
九段斑鳩での6年半程の修行を経て、2010年9月に成田に「らあめんclover」が開店します。店名は出身の「四街道」「千葉」を合わせたら「四つ葉」に似ていて、そこから「らあめんclover」となったそうです。
千葉県産の素材にこだわっている事から、店内に書いてある「ChibaLOVERamen」。この言葉も「clover」と読めますね。
「実は成田山が近いから「卍」という案もあったけど、親方(坂井さん)に海外進出する事を考えて付けたらと言われて変えました。」と藤岡さんが言っていました。
今後について伺うと・・・・。
「今後は”鮮魚”も考えています。近くに市場もありますし、魚のアラは安く出せるので。それに、人材があれば支店も出したいですね。今のお店も今日より明日の方が美味しく作っているので、毎日味が違います。」
まだまだ進化して食べる人を幸せにする「らあめんclover」。今後も目が離せないお店ですね!!!
マッスルコメント
鶏清湯スープを食べて、鳥(カモメ)の上空で空気椅子マッスル!!!!
店名 らあめんclover(クローバー)
営業時間 ランチ 11:30~14:00
営業時間 ディナー 18:00~22:30
※日曜日 11:30~15:00
定休日 水曜日(祝日は平日と同じ営業時間)
支払い 現金のみ
電話 0476-22-9683
住所 千葉県成田市花崎町766-2
(上記の情報は記事作成時点でのものです)
寿司からラーメンへ!満足出来る1杯250円に賭けた職人の魂!「このみ」
皆さんラーメン食べていますか??自称日本一ラーメンを食べているアスリート(自分調べ)こと一場治之進です。実は今回は・・・ある情報筋から「印西市の利根川付近に凄いラーメン屋さんがある」と聞いて一人で現地に向かいました。今回は「凄い」しか聞いていませんが、どんな「凄い」なんでしょうか???は期待と妄想と空想で大胸筋・・いや、胸が膨らみます。
場所(このみ/千葉県印西市)
情報ではJR成田線の木下駅が最寄駅との事ですが、駅からは約1km程の距離ですね。これぐらいならマッスル徒歩圏内だと息巻いて、印西の街並みを歩きます。
歩きます・・・・・・
建物が近くに存在しなくなっても歩きます・・・・・
田んぼと川しか見えなくても・・・・あ、歩き・・・・
本当にこの付近にラーメン屋があるのかなぁ???珍しく弱気になります。
・・・ん??
色々とツッコミどころも個性的な雰囲気もありますが、一つだけ分かる事は「ここはラーメンを食べることが出来るお店」と言う事で、それだけ分かれば「入店して確かめる」1択でしょう!!!
店内・メニュー(このみ/千葉県印西市)
店内は取材開始時にもお客さんが多く、アットホームな雰囲気。座敷4席×2・テーブル4席・カウンター3席の計15席です。
色々と魅力的なメニューはありますが、ここはやはり¥250-の「奇跡」のラーメンを注文します。
「あっ!!材料足りねえや!!ナルトないけど良いかい??あと2杯分だ!!」と曽谷さん。
まさかのスープ切れギリギリ(汗)←実話
ともあれ、何とかラーメンにはありつけそうです。
調理(このみ/千葉県印西市)
店主の曽谷さんにお願いして調理を見学させて頂きました。
「スープは豚骨・鶏ガラ・煮干し・野菜で、煮干しの出汁の取り方のコツがあるんだよ。それは教えられないけど、煮干しは上手く出汁を取らないと・・しっかりした味が出ないんだ。醤油は俺は”ヤマサ”派なんだけど、この辺の人の馴染みある”キッコーマン”を使っているんだ。」と、曽谷さん。
海苔を提供前に切っている・・・・葱の切り方と海苔を提供前に切る・・これが調理中に印象に残りました。
実食(このみ/千葉県印西市)
スープは大枠としてはノスラー(昔ながらのラーメン)の様ですが¥250-とは思えない程の出汁感で、上品な動物系の旨味と醤油のストレートな香りがメインになります。最後に後味として、煮干しをほんのり感じますね。
派手さはないものの、雑味が無くしっかりとした作りです。一言で言うと「あ~ラーメン食べている」と言った印象ですね。
麺は珍来製麺所の中縮れで、モチモチ感と、「すする」瞬間の唇に当たる触感が良い感じですね。スープだけでなく丼全体のイメージにピシャリとハマっています。
具はバラロールチャーシュー・ワカメ・ネギ・海苔です。日によってはナルトも乗るそうです。
「チャーシューはバラよりロースの方が提供する日は多いかな。もちろん自分で作っているよ。」と曽谷さん。
チャーシューも小ぶりに見えますが、厚みはありますし・・・改めてすごいコスパだと思いますね。金額を抜きにしても、かなり美味しいラーメンです。
お店のこと
興奮冷めやらぬまま、店主の曽谷さんにお話を伺いました。
曽谷さんはメロンで有名な茨城県鉾田市出身で、学校卒業後すぐに東京の巣鴨に寿司職人としての修行に入ったそうです。
「15歳で巣鴨の寿司屋の小僧やってたんだよ。年齢??もう、東京五輪は2回目だな 笑。何だかんだで20歳の頃には一人で仕事任されていたよ。あの頃は景気良くてね~(寿司)職人が足りなかったんだよ。だから、数年で一人前になったりね。」懐かしそうに曽谷さんは話します。
その後、25歳の時に独立して寿司屋を始めたそうです。
「今で言う”つくば学園都市”でやっていたんだよ。その後は何だかんだで県南地区で3店舗経営してたんだ。”穂高””千両””黒潮”って名前で。結局は10年ぐらいやってやめたんだよ。それから・・・・・」
「印西の木下駅の近くで居酒屋!!」隣にいた曽谷さんの奥さんがタイミングよくフォロー。
「そうなんだよ。小料理屋をやっている知人に呼ばれて印西に来たんだ。寿司居酒屋で、所謂”カムバック”ってやつ 笑。それに、パチンコ屋の駐車場で”ラーメン屋台のおじさん”も7年ぐらいやったかなぁ~。」と曽谷さん。
「ち、ちょっと待ってくださいよ。ラーメンって・・・ラーメンの作り方は何所で習ったんですか??」
「もともと俺の親父がラーメンの屋台を30年ぐらいやってから大衆食堂をやっていたんだ。それで、中学3年には親の手伝いをやっていたから、ラーメンぐらいは作れるよ。元々の親の作り方に加えて、出会った中華の職人に聞いたりして屋台のラーメンは作ったなぁ。」と、当然の様に曽谷さんは言いますが・・・中学3年の頃には人に出せる料理を作れた事になります。それに、曽谷さんのラーメンは正に「昭和の屋台の味」と言う事になりますね。
「この場所に移動してから、居酒屋でなくラーメン1本にしたんだ。朝までは大変だし、寿司をやるにも田んぼの中だし。それに何かね・・話題が欲しかったんだよ。だから¥250-なんだ。コンビニもラーメン出すだろうし、¥250-ならコンビニも出せない金額だろうしね。原価の計算は得意だから細かくやっているんだ。」と曽谷さん。何だかんだで先を見据えて、大手コンビニに負けない様に・・と考えているそうです。
でも、この金額とは言え・・お客さんが引っ切り無しに来るのは凄いですね。
「そりゃあ、このお店は私でもってますから 笑」と曽谷さんの奥さん。
この雰囲気がお客さんに愛される一番の理由だと思いました。
マッスルコメント
曽谷さんのラーメンに負けない様にコスパの良いトレーニング!!公園でメディシンボール投げマッスル!!
ラーメンの神様と共に歩んだ「味の番人」のDNAを継ぐ名店!「大勝軒おはこ」(八千代緑が丘駅/八千代市大和田新田)
毎日毎日、気候の変化が激しいですね。こんな気候の時は元気の出るラーメンを食べるに限ります。そんな定型文の様に「ラーメン」の単語が連発する自称日本一ラーメンを食べているアスリート(自分調べ)こと一場治之進です。今回はどんな気候でも食欲の出る「つけ麺」を食べに八千代に来ました。
場所(大勝軒おはこ 八千代店 / 八千代市大和田新田)
東葉高速鉄道の八千代緑が丘駅から約1.2km程。イオンを横目に国道296号(通称:成田街道)を超えて先に進んだ商店街の中にあります。
「大勝軒」と言えば、実は大きく分けて3系統あります。東池袋大勝軒系(丸長系)・永福大勝軒系・人形町大勝軒系・・・多く見られるのは特に前の2系統ですが、それぞれ同じ名前でありながら関係はないそうです。今回の「大勝軒おはこ」は「つけ麺」の考案者「山岸一雄」氏の東池袋大勝軒の流れを汲むお店だそうです。
・・・と、言う事は
店内・メニュー(大勝軒おはこ 八千代店 / 八千代市大和田新田)
店内はどこか東池袋大勝軒を思わせる温かい雰囲気ですね。カウンター4席・テーブル4席・2席の計10席です。
何故か、東池袋大勝軒系のお店に入ると、独特の麺の香ばしい香りがします。自家製麺だからでしょうか???この匂いを嗅ぐと「つけ麺食べるぞ~」と思うのはイチバだけじゃないでしょう。
「この匂いは何でだろうね。麺に玉子を沢山使うからかなぁ~」と店主の登山(とやま)さんは言います。
珍しく券売機の前で悩まないイチバ・・「今日は”もりそば”です!!!もうその気マッスルです」。※東池袋大勝軒では「つけ麺」を「もりそば」と言う。
・・・でも・・・
調理(大勝軒おはこ 八千代店 / 八千代市大和田新田)
店主の登山さんにお願いして調理を見学させて頂きました。
「スープは鶏ガラ・豚ガラ・豚足・挽肉・ニンニク・ニンジン・長葱・玉葱で東池袋大勝軒と同じ内容。でも、うちは牛スジ煮込むから・・それを少し混ぜているよ。カエシは醤油3種(鳴川の濃口・薄口・ヒゲタ)とチャーシューの煮汁の計4種をブレンド。」調理をしながら登山さんが説明します。
実食(大勝軒おはこ 八千代店 / 八千代市大和田新田)
着丼すると、まさにTHE東池袋大勝軒系の「もりそば」です!!これは期待できるビジュアルですね~。
つけ汁は東池袋大勝軒系の基本通り甘・辛・酸が三位一体となって口の中を突き進んでいきますね!!これは池袋で食べた「あの」味に限りなく近いです。昨今の「つけ麺」のつけ汁はブリックス濃度(スープの粘度)が高い傾向にありますが、実は東池袋大勝軒系の「もりそば」は比較的サラリとしています。それでも麺にしっかりと絡むのが魅力です。
一口飲むだけで止まらなくなる中毒性がありますね・・このつけ汁は。どこか「和」の雰囲気がある独特な旨味です。
麺は自家製の中太ストレートで、黄色く透き通っているのが特徴ですね。昨今の「つけ麺」の流行りと言えば・・極太でやや固めの麺が良く見かけますが、こちらは本家同様に中太で柔らかめに茹でてあります。実は、この茹で加減でもコシが失われていない質の高さが東池袋大勝軒系の麺の大きな魅力なのです。
つけ汁に入れて一気に啜ると、口の中に甘・辛・酸の旨味が一気に広がります。その後に、その旨味をまとった麺の旨味と適度な抵抗が快感に変わります。極上の「ざるそば」のDNAを持った「つけ麺」と言った印象ですね。更に言うと、つけ汁の味の構成のバランスが凄いですね。伝統を守りつつも計算された様な作りには驚きました。
具は海苔・葱・メンマ・チャーシュー・玉子で、海苔以外は全て手作りと登山さんは言います。特に旨味を吸ったメンマが良い箸休めになっていますね。美味しいです。
お店のこと(大勝軒おはこ 八千代店 / 八千代市大和田新田)
店主の登山さんにお話をお伺いしました。
登山さんは千葉県市川市出身で、高校卒業後に東京都を本社を持ち群馬県にグループ会社を持つ電気関係の会社に就職したそうです。
「元々ラーメンが好きだったんだけど、サラリーマンの時に横浜で仕事をする中で横浜家系ラーメンに出会って感動したんだよ。あの頃は環七とかもラーメン屋が多かったなぁ~特にコッテリ系が好きだったよ。」登山さんの口からは90年代の名店の名前が次々に出てきました。話を聞く限り、かなりのフリークだったようですね。
「あとは町中華や町蕎麦が好きだったんだよ。ノスタルジックなお店が好きだったんだよなぁ。」
そんなラーメン好きなサラリーマン生活を送る中でターニングポイントとも言える出会いが登山さんに訪れます。
「群馬の会社の社長が東池袋大勝軒が好きで、”あのラーメンを(群馬に)持って来れないか?”って言うんだよ。今でこそ群馬にも東池袋大勝軒系のお店があるけど、当時はなかったからね。それで、東池袋大勝軒に行ったんだよ。」と登山さんは言います。
東池袋大勝軒と言えば、冒頭にも書きましたが「つけ麺」を生んだ・・別名「ラーメンの神様」故:山岸氏のお店。イチバも2時間50分待ちで山岸氏の作る「もりそば」を食べた記憶があります。
それより、池袋から群馬までって・・・何時間かかるんですか??その距離をテイクアウトするなんて・・・。
「それで、お店に聞きに言ったら・・当時の東池袋大勝軒の番頭の柴木さんが”いいよ”って言ってくれたんだ。麺とスープを別々にしてくれて。それを群馬まで持って行ったんだ。」
東池袋大勝軒の柴木氏と言えば、長年「山岸氏」の右腕として腕を振るっていた伝説の職人ですね。別名「味の番人」と呼ばれていた凄腕の方です。まさか、あの柴木氏と知り合うとは・・・。
「東池袋大勝軒で買って、群馬に届ける生活は続いたよ 笑。新幹線や車でね。それで、柴木さんと仲良くなったんだよ。」懐かしそうに登山さんは言います。
そんな生活の後に登山さんはラーメン屋をやろうと決意します。
「群馬の社長は経営している会社のゴルフ場の敷地内に出すか?って言ってくれたけど、”自分でやりたいから”と言ったよ。社長には今でも年末に麺を送るんだよ。”年越しラーメン” 笑」
「ラーメンの修行するに当たって、東池袋大勝軒の柴木さんに相談に行ったんだ。そしたら・・・”全部教えてやる”って言ってくれて、マンツーマンで教えてくれたよ。」
こうして、2007年6月に「大勝軒おはこ八千代店」を八千代にオープン。
「お店を出すにあたって柴木さんが”おはこ”の名前を使って良いよって言ってくれたんだ。十八番って意味。」
その後に柴木氏は「おはこ」の名で巣鴨にお店を出していますね。このエピソードだけでも柴木氏と登山さんの絆を感じます。
「始めは(群馬)の社長に麺を送ったら”ちょっと味が違うぞ”って言われたよ」登山さんは笑いながら言います。でも、社長さんも登山さんが自分が愛する東池袋大勝軒の看板でお店を出して嬉しいでしょうね。
オープン時は柴木氏とその弟子も応援に来てくれたそうです。もちろん柴木氏のファンのお客さんも駆けつけたそうです。柴木氏のファンのお客さんは色々と(味について)感想を言ってくれたそうです。こうして「大勝軒おはこ」は軌道に乗る事になります。
「現在はやってないけど・・定休日は弟子に”勝庵”と言う名で蕎麦屋をやらせてみたり、支店を出したりしたよ。今はここだけに集中しているんだよ。」
神様と番人・・それに凡人(大勝軒おはこ 八千代店 / 八千代市大和田新田)
話していると・・・「麺を打つ製麺所も見てみるかい??」登山さんからそんなスペシャルなお誘いを受けて車で5分程の場所の製麺所に来ました。
実は登山さんがオープン時から気を付けている事があるそうです。
「味を作る時に全部量を測らないと気が済まないんだよ。材料も業者に頼んでも量がピッタリじゃない事があるから、再度自分で測るんだ。麺を打っても最初の5玉と最後の5玉の重さを測って差が無いか確認するんだ。」
何故そこまでするのかと伺うと
「柴木さんとか天才は測らないで感覚で作るけど、私は凡人だ。職人じゃない人間が職人になるには、こうしないと無理なんだよ。年とると薄味になったり、私は自分の事を信用していないんだ。お客さんの為に味は変えちゃいけないと思っている。作っていてもお客さんの表情を見て、何を残しているかも見る様にしている。何で悪いかをすぐ分かるようにしているんだ。それに、いつも同じ味にする事が大切だって思っている!味のブレは致命傷になるんだよ!」
ちなみに麺に使う粉はTKTと言う国内外の小麦をオリジナルブレンドしたものだとか。卵の使用量もかなり多めに使っているそうで、それによりカン水の効きが和らぐそうです。
「製麺所の名前を持ってやっている以上は責任もってやってます。」と自信を持って答えた登山さん。まさに職人の魂を持った方だと思いました。今後も東池袋大勝軒の魂を持って頑張って欲しいです!!!
魂こもった極上の1杯・・御馳走様でした!!!
やはり気になって・・・
・・取材から数日後。
イチバはどうしても気になって東京都のJR巣鴨駅に降りました。
巣鴨駅から歩く事5分程・・・
・・そう、「おはこ」の名を持つ「元祖」のお店であり・・・「ラーメンの神様」と呼ばれ、「つけ麺」の考案者である山岸氏の右腕として長年腕を振るっていた職人「柴木俊男」氏のお店。かつて東池袋大勝軒では「味の番人」と言う異名を持ち、登山さんの師匠でもある方・・・。イチバは緊張しながらお店に入ります。
巣鴨の「おはこ大勝軒」で食べた「もりそば」は柴木氏の人柄を表すように優しい味でした。そして、食べ終わった後に柴木氏に少しだけお話をお伺いする事が出来ました。
「彼(登山さん)はサラリーマンから僕の所に修行に来たんだよ。真面目でね・・・全部教えたよ。味もスープも。彼は元気かい?」柴木さんは嬉しそうに言います。
先日の取材の事をお話しながら、店名にもある「おはこ」について伺うと・・・・。
「歌舞伎の世界で得意分野を”十八番(おはこ)”って言うんだよ。”つけ麺”はマスター(東池袋大勝軒の山岸氏)が作った”大勝軒の十八番”だから店名に”おはこ”って付けたんだよ。」と言われます。
そう、東池袋大勝軒の看板である以上は「つけ麺」は「十八番(おはこ)」。元祖のプライドと熱い想いが「おはこ」に込められていました。
最後に柴木氏から登山さんにメッセージを頂きました。
「大勝軒は”心”。ただ頑張る努力以外は何もないんだよ!努力を続ければ必ず実になる!!」
「ラーメンの神様」から「味の番人」へ・・・そしてその魂は弟子へと引き継がれていく・・・大勝軒は本当に素晴らしい職人達のお店でした!!
マッスルコメント
登山さん!!これからも頑張って下さい!!!!!応援してます!!
店名 大勝軒おはこ 八千代店
営業時間 ランチ 11:00~15:00
営業時間 ディナー 18:00~21:00
定休日 月曜日(祝日は営業)
電話 047-458-1884
住所 千葉県八千代市大和田新田63-1
(上記の情報は記事作成時点でのものです)
※撮影・飲食の時のみマスクを外しています
時代を超えて常連に愛される千葉の古豪!!!「札幌らーめん パンケ」の1杯に感動!(京成八千代台/八千代市八千代台北)
段々と秋が見えてきましたね。
こうなると「味噌ラーメン」が美味しい季節だと勝手に思う自称日本一ラーメンを食べているアスリート(自分調べ)こと一場治之進です。味噌ラーメン・・・味噌ラーメンとブツブツ言うと、味噌ラーメンしかお腹が受付けなくなるから(自分調べ)不思議です。
本日は千葉県の老舗名店に取材に来ました。
場所(パンケ/千葉県八千代市)
今回取材する「パンケ」は京成電鉄の八千代台駅からすぐの場所にあります。
情熱的な赤い看板が食欲をそそりますね。まさに腹ペコマッスルです。
実は、北海道・・特に札幌の方ではお店がオープンする時に製麺所が暖簾をプレゼントする風習があります。それだけに、ラーメン屋と製麺所は特別な関係と言う事になります。その独特な製麺所の中で先駆けとなったのが「西山製麺(西山ラーメン)」と言う製麺所。札幌の老舗のお店の大半が西山製麺を使っています。
つまり・・・・西山製麺を使っているという事は・・正統派の札幌ラーメン!!!!!
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店内・メニュー(パンケ/千葉県八千代市)
店内は所謂、昭和の中華料理店の様な趣のある雰囲気でカウンターのみ11席です。
取材とは言え、営業時間中でお客さんが次々に入ってきますが・・・いやいや、マスターこと岩崎さんとお客さんとの会話を聞いていると常連さんばかりですね。本当に雰囲気の良いお店です。
マスターの岩崎さんに挨拶をすると・・・
「・・・あれ????今日取材だっけ????忘れてた(笑)・・せっかく来てくれたけど、俺・・・・もうすぐ帰るよ(笑)」と岩崎さん。いやいや、少しだけ取材に付き合ってくださいよ(汗)
店内に常連さんの笑い声が響きます。
実はこのマスターこと岩崎さんは何と、女優の「岩崎ひろみ」さんのお父さんなのです。
不意に「じゃあ、何食べる??」と聞かれたので
「みそ」を!!!珍しく迷っている暇のないイチバ。
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調理(パンケ/千葉県八千代市)
マスターの岩崎さんにお願いして調理を見学させて頂きました。
「スープは・・・秘密・・・タレも・・・秘密(笑)」との事ですが、豚・鶏・煮干し(詳細は控えます)と味噌は2種ブレンドした物を使っているそうです。
で、出た!!!!パンケ系の必殺ハンドミキサー!!!!
そう・・・パンケ系と言えばハンドミキサー・・・・昔、パンケ京成大久保店を取材した時に店主の押野さんが「この味噌は固くてね、手じゃしっかり混ざんないんだよ。ハンドミキサーは(パンケ)八千代のオヤジ(岩崎さん)の案なんだよ」と、聞いた記憶がありますが・・伺うと。
「いや・・・単に手で混ぜるのは面倒だから 笑」
・・・・・・・真偽のほどは不明です。
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実食(パンケ/千葉県八千代市)
オレンジ色のスープに炒めた野菜の香ばしい香り・・・・これだけでノックアウトマッスルしそうですね。
スープはかなり濃厚な味噌の香りと炒めた野菜のコラボが強く効いていて、良い意味で予想通りの旨さです。これほど正統派で、しっかりした作りの札幌系味噌は貴重ですね。まさに、昔ながらの札幌系味噌を完成度高く作った印象です。
この味であれば、創業当時ならば札幌でも名店と呼ばれているであろう出来ですね。しっかりとした動物系の土台に味噌と炒めた野菜の香りと言うのはズルいですね。挽肉の香りも生きています。
麺は札幌の雄「西山製麺」の中縮れで、黄色がかった・・・所謂「札幌麺」ですね。札幌ラーメンの長い長い歴史の中で、多くの名店のスープを持ち上げた麺は「パンケ」の「みそ」にもピシャリ合います。加水率が高めでプリプリモチモチした麺は、濃厚な北のスープの中に自然に溶け込みます。
スープとの相性はこれ以上ないぐらい良いですね。
具は炒め野菜・メンマ・コーン・キクラゲ・葱と、麺をすする中で一緒に口に入る物ばかり。それだけに、麺とスープ・具がリズム良く口に入るのはストレスなく後半まで美味しく食べられます。コーンの甘さやメンマ・キクラゲの食感が心地よいです。
冷静に食べてみると、これほど完成度の高い札幌系味噌ラーメンは中々お目にかかれないです。「パンケ」が「名店」と呼ばれている理由が改めて良く分かりました。
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お店のこと(パンケ/千葉県八千代市)
常連さんたちの笑い声の中、店主の岩崎さんにお話を伺いました。
岩崎さんは何とロシア出身との事!
「たまたま親がロシアに居たこともあって、出身はロシアなんだよ。その後に北海道の滝川に住んでたんだ。」と岩崎さん。
滝川市と言えば、札幌と旭川を結ぶ線の中間に位置する町ですね。石狩川と空知川に挟まれた自然豊かな土地です。
「そこで30歳の頃かなぁ~やることなくてラーメン屋を始めたんだよ。作り方は習っていないよ。」と岩崎さん
岩崎さんは脱サラ後に滝川市で「駅前ラーメン」と言うお店を始めたそうです。しかし・・・あそこまで完成度の高い1杯が独学とは・・・やはり、北海道と言う立地が美味しいラーメンを作る舌を鍛えたのでしょうか???
「あの頃は札幌ラーメンが出始めた頃かなぁ~その滝川で5年ぐらいやったよ」
その後、岩崎さんは北海道から出て本州に渡る事になります。
「実はラーメン屋やりたくなくて、友達を頼って千葉の八千代台に出てきたんだよ。でも、色々とタイミング悪くて頼れなくてね。しょうがないからラーメン屋をまた始めたんだよ。」
何だかんだでラーメンに縁があるのですね。こうして1976年に「パンケ」がオープンする事になります。
実は、この1976年は娘さんであり女優の「岩崎ひろみ」さんの生まれた年だそうです。岩崎さんにとって「パンケ」と「ひろみ」さんと言う2つの宝が誕生した年なのですね。
「当時は首都圏で札幌ラーメンがブームだったけど、”これぐらいの札幌ラーメンで売れるなら、俺のが売れるだろ”って思ったよ。」さすがは”本場の出身”とでも言いましょうか。
「お店を出すに当たって、味は関東に合せて北海道の時よりやや淡くしたんだ。北海道は寒いからね・・・滝川のお店は今より濃いめだったよ。」と、岩崎さん。
「オープンしてから半年ぐらいかなぁ~押野さん(パンケ大久保店店主)が入って来たんだよ。今は京成大久保店は作り方変えているだろうな~押野さんは作るの上手かったから。」
その後は京成大久保店・勝田台店(閉店)・東金店などに加えて、コタンや京成大久保店の押野さんの弟さんのお店である「幌(閉店)」などがオープンして、ラーメンマニアの中では首都圏で美味しい札幌ラーメンを食べる事が出来る「パンケ系」と言われるようになりました。
※2020年9月現在はパンケ八千代台本店・京成大久保店・東金店・コタンが営業しています。
パンケと言うと、「岩崎ひろみ」さんの実家と言う印象を持たれている方も多いでしょうが・・・実は千葉県のラーメンの黎明期を担った札幌ラーメンの名店だったのです。
岩崎さん、お忙しい中の取材ありがとうございました!!!
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マッスルコメント
パンケのパワフルな味噌を堪能して、パワフルにベンチプレス!!!!
【サクラサク!花びら舞う店】「麺処 丹治」で食べる極上の鶏白湯ラーメン!!(JR佐倉駅/佐倉市表町)
「さくらぶ」読者の皆さんお久しぶりです。第1回の記事から少し時間が経ったので・・「あれは読み切りだったのかな」と思われていないか不安になる自称日本一ラーメンを食べているアスリート(自分調べ)こと一場治之進です。良く考えてみたら「さくらぶ」なので「佐倉」を取材しないとな・・・と思い、今回は佐倉に来てみました。
場所(麺処 丹治/佐倉市)
今回のお店の最寄り駅はJR佐倉駅。
佐倉駅のロータリーを進み、
「JR佐倉駅前」の交差点を右折して進むと右側にあります。
まさにアクセス良好ですね。
店内・メニュー(麺処 丹治/佐倉市)
店内はコロナ対策で席数を減らしていますが、
カウンター5(7)席・テーブル4席・2席の
計11席(13席)
落ち着いた雰囲気ですね。
と、ここで店主の丹治さんからの助け舟が・・・
「僕は醤油が好きで醤油を食べて貰いたいんですけど、一番人気は鶏白湯醤油ですね。」と・・・・それならばと「鶏白湯醤油ラーメン」を注文します。
本当ならば、2~3杯続けて食べたいのですが・・まだイナムラさんとの取材は2回目なので「まるで変な人」と思われない為にも我慢しました。
調理(麺処 丹治/佐倉市)
店主の丹治さんにお願いして調理を見学させて頂きました。
「鶏白湯のスープは千葉県産の錦爽鶏のガラ、それに鶏モモ肉・モミジ・玉葱・ニンニク・葱の頭を使います。大体6時間ぐらい煮込みますかね~。カエシは千葉県産の醤油を使います。千葉県産の素材を使う様にしていますね。」と丹治さん
ちなみに、ラーメン屋さんではカエシ(タレ)にチャーシューの煮汁を使う事が多く聞かれますが、丹治ではカエシとチャーシューは別々みたいですね。
実食(麺処 丹治/佐倉市)
スープは昨今の鶏白湯系スープと違い、ドロドロではなくトロリな食感です。
上品・・と言うより優しい口当たりと後味ですね。
このスープは数多く見る鶏白湯系とは違い、完全オリジナルです。
それに、体に浸透するような鶏の旨味にレンゲが止まりません。
驚いたイチバは丹治さんに聞きました。
「実は、他には無いスープを作りたかったんです。」と。
確かに、このスープは完全オリジナルですね。
しかも極上に美味しい!!
麺は自家製の中ストレートで、独特な食感です。
どこか弾むような食感にやや野性味ある香りは・・・「ほんのりですが、全粒粉(小麦の表皮・胚芽・胚乳全てを粉にしたもの)ですね。」とイチバ。
「少しだけ全粒粉を入れているんです。麺自体は外国産と内麦(国産小麦)・・北海道と千葉県産ですね。そのうち100%千葉県産も作りたいんですが。」と丹治さん。
パツパツしながらも、どこか優しい食感の麺は他にはないですね。
啜ると柔らかさとパツパツの独特なコシが口の中に広がります。
スープに対して絶妙な合せ方だと感じました。
麺自体も「うどん」「蕎麦」「パスタ」どれも出す事が出来ない食感が面白いですね。
自家製麺と言う事ですが、かなり高い技術を感じます。
具は水菜・玉葱・メンマ・バラチャーシュー・海苔・桜麩で、ビジュアルも去ることながら一つ一つがしっかりと役割があります。
特筆すべきは玉葱の存在ですね。トロリとしたスープに玉葱の食感がアクセントになります。
水菜やメンマの食感も箸休めに一役買っています。
更にはバラロールチャーシューの脂身の旨さが光りますね。かなり美味しいです。
一言で言うと、優しさ溢れる1杯にかなり高いセンスを感じました。
はっきり言って、ここまでの鶏白湯系ラーメンには中々お目にかかれません。
お店のこと(麺処 丹治/佐倉市)
店主の丹治さんにお話を伺いました。
丹治さんは千葉県八千代市出身で、調理の専門学校卒業後より中華の道に進んだそうです。
「小学生の時に江華(志津:閉店)が好きで、チャーハンとか・・こう言うのやりたいって思ったんですよ。それで、その頃から中華を目指していました。」・・・小学生の頃から明確な目標があるのは凄いですね。
ちなみに「江華」は志津駅の人気店ですが、残念ながら2017年3月に閉店しています。
「専門学校卒業後は水道橋の後楽園飯店に入り、その後に佐倉市のウイシュトンホテルへ行きました。
その後は食べ歩きで好きだったラーメンをやろうと思い、ラーメン屋で修行をしました。」
修行先は全ては書けませんが、都内の二毛作の先駆けの名店や富里に本店を持つ全国的な知名度の名店・・・それに現在は閉店していますが、四街道の某背脂系のお店・・・・。凄い経歴ですね。
「元々自家製麺が頭にあって、自分でやってみたかったんです。知り合いの紹介で茨城県守谷市の春の風で修行した時は大変でした。朝も早かったし 笑」にこやかに丹治さんは言います。・・そう言えば、確かにビジュアルが「春の風」に似ていますね。特に桜麩は春の風のトレードマークですね。
「あとは、大和麺学校でも学びましたね~。」
大和麺学校と言えば、香川県の製麺機メーカー「大和製作所」が開く麺学校で、2000人以上も卒業生がいますね。
多くの名店を輩出しています。
そして、その後・・2017年3月に「麺処 丹治」をオープン。自宅から近いという事でこの場所JR佐倉駅近くに決めたそうです。
「開店直後から、有難いことにお客さんはつきました。でも、始めは試行錯誤でしたね・・・ストレスは感じなかったので少し太りました 笑」
伺うと、最初から自家製麺だったそうです。
「製麺技術は1~2年ぐらいで出来る様になりますね。1日に100~150玉ぐらい打ちます。」と丹治さんは言います。
最後に、今後についてうかがうと・・・今後は店舗を増やす事も考えたいそうですが、やはり自分の手で作らないと納得できないそうです。聞けば聞くほど生粋の職人なのですね。
マッスルコメント
バランス良い1杯に負けない様に・・・バランス倒立マッスル!!!!
店名 麺処 丹治(たんじ)
営業時間 ランチ 11:30~15:00
営業時間 ディナー 17:00~20:00
※火曜 11:30~15:00
※土日祝 11:30~20:00
定休 水曜日
支払い 現金のみ
電話 047-481-1157
住所 千葉県佐倉市表町3-21-5
(上記の情報は記事作成時点でのものです)