harunoshinのブログ

自称日本一ラーメンを食べているアスリート(自分調べ)こと一場治之進のブログ。

寿司からラーメンへ!満足出来る1杯250円に賭けた職人の魂!「このみ」

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皆さんラーメン食べていますか??自称日本一ラーメンを食べているアスリート(自分調べ)こと一場治之進です。実は今回は・・・ある情報筋から印西市利根川付近に凄いラーメン屋さんがある」と聞いて一人で現地に向かいました。今回は「凄い」しか聞いていませんが、どんな「凄い」なんでしょうか???期待妄想空想大胸筋・・いや、胸が膨らみます。

 

場所(このみ/千葉県印西市)

情報ではJR成田線木下駅が最寄駅との事ですが、駅からは約1km程の距離ですね。これぐらいならマッスル徒歩圏内だと息巻いて、印西の街並みを歩きます。

最寄り駅はJR成田線木下駅と言う話だが・・・。

 

歩きます・・・・・・

建物が近くに存在しなくなっても歩きます・・・・・

 

歩いていると周辺は田んぼが広がる・・・パッと見た感じはラーメン屋はなさそうだけど・・・。

田んぼしか見えなくても・・・・あ、歩き・・・・

 

歩いていると段々と不安になる。「本当にラーメン屋あるのかなぁ」

本当にこの付近にラーメン屋があるのかなぁ???珍しく弱気になります。

 

「ん??何だあれ?」

・・・ん??

 

 

・・な、何か道に落ちてる(汗)

 

よ、よく見ると看板だ!!「ラーメン」って書いてある!!し、しかしこの金額は!?

 

看板を頼りに歩くと・・・・あっ!!ラーメン屋だ!!!

 

「何か、凄い価格帯のメニュー表が・・・」さすがのイチバも驚きを隠せない様子。

 

店の前には「これは川・海に浮いているブイですよね・・・。」かなり個性的な雰囲気を感じる。

 

良く見ると「KONOMI ZUSHI」と書いてある・・寿司屋さん??「このみ」と言うのは屋号のようだけど。

色々とツッコミどころも個性的な雰囲気もありますが、一つだけ分かる事は「ここはラーメンを食べることが出来るお店」と言う事で、それだけ分かれば「入店して確かめる」1択でしょう!!!

 

ラーメンさえ食べられれば細かい事は気にしない。さっそく入店。

 


店内・メニュー(このみ/千葉県印西市)

取材中も次々にお客さんが来る・・・。片付けが間に合わない状態の繁盛店だ。

店内は取材開始時にもお客さんが多く、アットホームな雰囲気。座敷4席×2・テーブル4席・カウンター3席の計15席です。

 

 

奇跡の価格帯・・・どれも美味しそうだが、ここはやはり・・・・・・¥250-のラーメン・・・。

色々と魅力的なメニューはありますが、ここはやはり¥250-「奇跡」ラーメンを注文します。

 

 

「あっ!!材料足りねえや!!ナルトないけど良いかい??あと2杯分だ!!」曽谷さん

まさかのスープ切れギリギリ(汗)←実話

ともあれ、何とかラーメンにはありつけそうです。

 

 


調理(このみ/千葉県印西市)

店主の曽谷さんにお願いして調理を見学させて頂きました。

「スープは豚骨・鶏ガラ・煮干し野菜で、煮干しの出汁の取り方のコツがあるんだよ。それは教えられないけど、煮干しは上手く出汁を取らないと・・しっかりした味が出ないんだ。醤油は俺は”ヤマサ”派なんだけど、この辺の人の馴染みあるキッコーマンを使っているんだ。」と、曽谷さん

丼にカエシ・調味料を入れる。ゆっくりと落ち着いた動きは経験値の高さを感じる。

 

麺を「てぼ」に入れて茹で始める。

 

丼に熱々のスープを入れる。良い匂いが漂う。

 

葱を切る。この包丁の使い方はラーメン屋さんっぽくないなぁ~。和食の職人の様な雰囲気がある。

 

茹で上がった麺を湯切りする。ゆっくりとした動作の湯切りだ。

 

麺を丼に入れて、麺を解す。

 

最後に具を盛り付けて完成なのだが・・・・。

海苔を提供前に切っている・・・・葱の切り方と海苔を提供前に切る・・これが調理中に印象に残りました。

 


実食(このみ/千葉県印西市)

これが「このみ」¥250のラーメン。チャーシューも乗っているし、どう見ても奇跡としか言いようがない。

 

キラキラと光るスープ・・・中々上品な味だ。

スープは大枠としてはノスラー(昔ながらのラーメン)の様ですが¥250-とは思えない程の出汁感で、上品な動物系の旨味と醤油のストレートな香りがメインになります。最後に後味として、煮干しをほんのり感じますね。

 

「このスープは引きがあるなぁ!」レンゲが止まらない!

派手さはないものの、雑味が無くしっかりとした作りです。一言で言うと「あ~ラーメン食べている」と言った印象ですね。

 

良い意味でシンプルに旨味が効いている。それでいて物足りなさがない。

 

珍来製麺所の中縮れ麺は、ズルズルとモチモチ食感が心地よい。

珍来製麺の中縮れで、モチモチ感と、「すする」瞬間の唇に当たる触感が良い感じですね。スープだけでなく丼全体のイメージにピシャリとハマっています。

 

「このズルズルがラーメンの醍醐味なんだよなぁ!!」見ての通り、麺量も多い。

バラロールチャーシューワカメネギ・海苔です。日によってはナルトも乗るそうです。

 

具材もしっかりしている。チャーシューも美味しい!!

「チャーシューはバラよりロースの方が提供する日は多いかな。もちろん自分で作っているよ。」曽谷さん

 

「こりゃあ凄い!!」イチバは相当気にいったようだ。食べながら感嘆の声をあげまくる。

チャーシューも小ぶりに見えますが、厚みはありますし・・・改めてすごいコスパだと思いますね。金額を抜きにしても、かなり美味しいラーメンです。

 

気づいたら汁完!!!旨かった!!

 


お店のこと

興奮冷めやらぬまま、店主の曽谷さんにお話を伺いました。

調理の動きを見る限り・・どうも普通のラーメン屋さんではない雰囲気の曽谷さん。

曽谷さんメロンで有名茨城県鉾田市出身で、学校卒業後すぐに東京の巣鴨寿司職人としての修行に入ったそうです。

「15歳で巣鴨寿司屋の小僧やってたんだよ。年齢??もう、東京五輪は2回目だな 笑。何だかんだで20歳の頃には一人で仕事任されていたよ。あの頃は景気良くてね~(寿司)職人が足りなかったんだよ。だから、数年で一人前になったりね。」懐かしそうに曽谷さんは話します。

 

15歳から寿司職人の道へ。ラーメンの作り方で海苔やネギを提供前に切っていたのは、その経歴からか・・。

その後、25歳の時に独立して寿司屋を始めたそうです。

「今で言う”つくば学園都市”でやっていたんだよ。その後は何だかんだで県南地区3店舗経営してたんだ。穂高”千両”黒潮って名前で。結局は10年ぐらいやってやめたんだよ。それから・・・・・」

「印西の木下駅の近くで居酒屋!!」隣にいた曽谷さんの奥さんがタイミングよくフォロー。

 

チャキチャキした曽谷さんの奥さん「おいらを写すなよ。」と言われたので、後ろ姿で(後ろ姿は了承済み)

「そうなんだよ。小料理屋をやっている知人に呼ばれて印西に来たんだ。寿司居酒屋で、所謂”カムバック”ってやつ 笑。それに、パチンコ屋の駐車場で”ラーメン屋台のおじさん”も7年ぐらいやったかなぁ~。」曽谷さん

「ち、ちょっと待ってくださいよ。ラーメンって・・・ラーメンの作り方は何所で習ったんですか??」

 

曽谷さんの技術の元は育った環境にあった。

「もともと俺の親父がラーメンの屋台を30年ぐらいやってから大衆食堂をやっていたんだ。それで、中学3年には親の手伝いをやっていたから、ラーメンぐらいは作れるよ。元々の親の作り方に加えて、出会った中華の職人に聞いたりして屋台のラーメンは作ったなぁ。」と、当然の様に曽谷さんは言いますが・・・中学3年の頃には人に出せる料理を作れた事になります。それに、曽谷さんのラーメンは正に「昭和の屋台の味」と言う事になりますね。

 

そして駅前から今の場所に移転した。ラーメン1本にしたのは1年程だと言う。

「この場所に移動してから、居酒屋でなくラーメン1本にしたんだ。朝までは大変だし、寿司をやるにも田んぼの中だし。それに何かね・・話題が欲しかったんだよ。だから¥250-なんだ。コンビニもラーメン出すだろうし、¥250-ならコンビニも出せない金額だろうしね。原価の計算は得意だから細かくやっているんだ。」曽谷さん。何だかんだで先を見据えて、大手コンビニに負けない様に・・と考えているそうです。

 

でも、この金額とは言え・・お客さんが引っ切り無しに来るのは凄いですね。

 

何だかんだで味も値段も極上ですが、店主夫妻の人柄が人気の秘訣だと思うイチバでした。

「そりゃあ、このお店は私でもってますから 笑」曽谷さんの奥さん

この雰囲気がお客さんに愛される一番の理由だと思いました。

 

曽谷さん!値段も味も人柄も極上でした!!また来ます!


マッスルコメント

曽谷さんのラーメンに負けない様コスパの良いトレーニング!!公園でメディシンボール投げマッスル!!

 

 

【お店概要】
店名 このみ
営業時間 11:00~15:00
定休日 水曜日
支払い 現金のみ
電話 0476-42-3768
住所 千葉県印西市大森4139
(上記の情報は記事作成時点でのものです)